便器を抱えて転がりたいと、思ってしまった。
そもそもどうして自分で家をつくろうと思ったのか?
そのキッカケの話をしておきますね。
モノを作ることが子供の頃から大好きだったこともありますし、
ちょうど ある大工さんの手記を読んで その中に
「もともと棲家というのは自分でつくるもの。」
という一文があって
妙に納得してしまった、ということもあります。
そしてもうひとつの大きなキッカケは
実際に自分で家つくっている人(女性)の話を聞いたこと。
トイレの床にタイルをはっていたら急に来客がきて
あわてて出ようとしてアセって
便器を抱えたままごろんごろんして大変だった(汗)
↑
大まかに言えばこんな話でした。
なんでタイルをはるときにすでに便器があったのか?とか
水はどうなってたのか?とか
いろいろギモン点はありましたが
便器を抱えてごろんごろんするジェスチャーをする時の彼女が
やたら楽しそうなんです(笑)
そのジェスチャーをする時の目が生き生きしてるんです。
大変だったと言いながらもこの笑顔・・・
実際のところ 相当、楽しかったんでしょうね。
それで
ワタシも便器をかかえてごろんごろんしてみたい!
と思ってしまったんですねぇ。
その彼女とはそんなに頻繁に会う機会がなかったのですが
久しぶりに会うと この話を聞きたくてウズウズするワタシ。
「ねぇ、便器ごろんごろんの話して。」
とリクエストするワタシに嫌な顔ひとつせず
また生き生きと 身体をはって ごろんごろんのジェスチャーをする女。
他に、
「ひとりで天井板をはる方法」なんかも聞いたような気がしますが
やっぱり便器の話が一番おもしろかった。
自分で家をつくるって、楽しそう。
ワタシもやってみたい。
そう思ってしまったのです。
つづく。